CAの仕事

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飛行機で出会う英語には、ある特徴が

2016年頃、ANAの出発時に耳にする機内放送が変わりました。それまで“Doors For Departure”と言っていたものが“Set Slide Bar”になったのです。これは飛行機が出発するにあたって、ドアを「開けて乗り降りするモー...
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【言葉】否定の表現を控え、肯定的な印象を残す

CAは否定の表現をなるべく使わないようにしています。これは、ただでさえ物資や時間の限られている機内において、「ありません」「できません」「なさらないで下さい」といった否定の表現ではなく、肯定の表現を使うことによって少しでもお客様のお気持ちを...
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ANAとJAL、CAの違いを比較⑤機内の安全編

それぞれの安全へのメッセージ“ANAグループ安全理念安全は経営の基盤であり社会への責務である私たちはお互いの理解と信頼のもと確かなしくみで安全を高めていきます私たちは一人ひとりの責任ある誠実な行動により安全を追求しますANAグループ安全行動...
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CAが思う、コロナ禍で起きた機内の変化

安全の理解と一層のプロ意識一般にエアラインのホスピタリティーが語られる時、次のような環境の特性が考慮されます。・他人同士が近い距離で寝食を行い、長い時間を過ごす・文化圏が大きく異なる乗客が同じ空間に居合わせる・ある乗客に対して、周囲にいる他...
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ANAとJAL、CAの違いを比較④用語編

注)マニアックな内容です。これまでに掲載したANA・JAL比較の記事が多くの方に読まれているようでしたので、今回は用語比較をまとめてみました。ANAJAL意味・補足iCadiCo乗務の際に使う端末。班グループ年間を通してCAの育成を行ってい...
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【言葉】「無いです」は正しい日本語ではありません。

早速ですが、「無いです」という表現は本来日本語にはありません。「ありません」というのが正しい表現です。最近では「無いです」という表現も普及してきていますので、もはや使用しても問題ない状況ですが、正しい言葉遣いをした方が感じ良く聴こえる可能性...
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航空業界の男と女の役割分担

パイロットはお父さん出発前の機内、先輩CAが「あれ、お父さんはまだ来てない?」と言ったことがありました。私は最初何のことだろうと思ったのですが、航空業界ではパイロットのことを「お父さん」と呼ぶ習わしがあるようです。「明日もお父さんと一緒のパ...
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ANAとJAL、CAの違いを比較③アナウンス編

今回は両社のアナウンスについて、国際・国内線に共通して存在する部分を例に活用しながら、私見も交えて比較して参ります。尚、記事内で使用している「チーフパーサー」「先任客室乗務員」という言葉は、それぞれANAとJALの客室責任者のことです。※ア...
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【言葉】誤用された謙譲語「いただく」への違和感

「ご着席いただき、シートベルトをお締め下さい」この文章を読んで何か感じられませんか。最近、このような敬語表現を公式な文章でもよく目にするようになりました。これが飛行機の中で、CAである「私」から「お客様」に向けて発されたとします。「ご着席い...
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自分がCAとして働いていることを実感する瞬間

飛行機は搭乗の時と降機の時、BGMが掛かっていますよね。あの音楽を聴くと旅のリズムを感じるというお客様、大変多くいらっしゃいます。個人的な感想ですが、ANAが採用している葉加瀬太郎さんの「Another Sky」という曲が好きです。搭乗時に...