心を元気にする小さな工夫②

3つの三角形のスイカ CAの仕事

3人の関係を作る

厳しい訓練を共にした同期は、CA生活が始まった後も大切な存在です。
毎日初めて会う人と仕事をすることの多いCAにとって、気の置けない同期と会うのはお互いに活力を補充し合う、大切なコミュニケーションの時間。
私には特に仲良くしている2人がいて、私も含めて3人でよくおしゃべりします。

1人ずつでも素敵だなと思う彼女達ですが、ある時からこの「3人で話している」という状態が良い影響を作り出しているのではないかと感じるようになりました。

例えば、私とAさんがものすごく共感し合っている時に、Bさんがそれに対して少し別の角度から共感してくる。そういう時、共感のグラデーションが広がるというか、場が立体的になるのです。
あるいは、私とBさんがあらぬ方向に暴走しそうになった時、Aさんが軌道修正してくれる。
3人で、ああだこうだとざっくばらんなおしゃべりをしている内、思わぬ「良いアイデア」が生まれる。
AさんとBさんが2人の話題について話している時、私は耳を傾けながら少し休憩を取る……そんな風に、相性の良い3人の関係というのは、心地良く適度に刺激的です。

建築の世界でも、三角形は最も安定していて強度の高い構造とされています。四角形だと上から潰されたり横から倒されたりする程の大きな力にも、三角形は耐えるのだそうです。

もちろん、人数よりも一人一人の内面が重要だというのは前提ですが、私はこの仲良しな2人と会う時以外も、同僚と集まる時には「3」という人数を何となく意識するようにしています。
人数が多ければ多い程よいということでもなく、4人以上になると話題が浅くなったり、場が2人ー2人のように分割されることも多いものです。

会社での人間関係が行き詰まったように感じる方は、この「3人の関係」を意識して過ごしてみると、突破口が見つかるかもしれません。

(注:三角関係はまた別物です。悩みが深まる恐れがあるので注意しましょう。)

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