1. 飛行機に搭乗し、CAのサービスなどを見学する
お金が掛かりますので、限界はあるかと思いますが、実際に志望するエアラインの便に乗ってみると必ず発見があります。
私は貯めていたマイレージを使用するなど工夫して、志望する会社それぞれの国内線普通席、国内線上級クラス、国際線エコノミークラス、国際線ビジネスクラスに搭乗しました。
今、振り返ると当時のCAの皆さんにはご迷惑をお掛けしたと反省しますが、機内食について色々質問をしてみたり、ドリンクを何種類か飲み比べさせていただいたり致しました。
もし搭乗される場合、CAの動きがよく見えるように、後方通路側のお席をおすすめ致します。次のような観点で見学すると、多くの気付きがあると思います。
●安全や安心のために、どんな工夫をしているか。
●乗客に良い印象を与えるために、表情や所作にどんな工夫があるか。
●限られた時間で効率的に業務を完了させるために、どんな動きをしているか。
エアライン受験生らしい格好をして座っていると、CAの方から「就職活動中ですか」と声が掛かかることも多いと思います。その場合落ち着いて話ができるという意味でも、後方のお席をおすすめ致します。
2. 現役CA・社員を訪問しお話を伺う
いよいよ本格的に受験準備に取り掛かり始めた頃、私は友人のつてを頼り、複数の受験先の現役CAそれぞれ3名ずつよりお話を伺いました。
実際の業務について質問をしたり、疑問に思っていた点を解消したりすることができ、大変ありがたい機会でした。
ただ、私はこの社員訪問を必ずしも行うべきとは考えていません。
「働きがいは何か」
「会社の制度、福利厚生に満足しているか」
「日頃業務において大切にしている考え方は何か」
「私のエントリーシート(志望理由など)を読んでどう思うか」……
どなたを訪問するかによって、回答は大きく異なります。
会社の制度などについては、その社員の把握している情報が正確でないこともあります。
受験のプロフェッショナルではないので、エントリーシートへのアドバイスも的確ではないかもしれません。
訪問した社員とある程度親しくなることができれば、ざっくばらんに質問したり、その社員が思っている本心の部分を聞くこともできるかと思いますが、初対面で数時間お話を伺うだけでは、そこまで踏み込むことは難しいでしょう。
上記のような不安定さを感じたため、情報収集を目的とされるならば、社員訪問は最適の手段ではないと思います。
openwork:
https://www.vorkers.com/
情報収集を目的として、私は社員口コミサイトであるopenworkを活用しました。
その会社のメリット、デメリット共に多く事項が掲載されていますし、投稿数が多いので、なるべく多くの情報に目を通すことで、ある程度信頼できる情報を得ることができるでしょう。
さて、では社員訪問に意味が無いかと申しますと、そういうわけでもありません。
私が訪問したあるCAは、サービスについて心からの想いを熱く語って下さいました。
また、ある方はフライト終わりに会っていただいたにも関わらず、緊張している私に終始気を遣って下さり、別れた後も時々LINEで相談に乗って下さいました。
別の方は、凛とした佇まいがいかにも洗練された人という感じで、今でも私の目標とする姿になっています。
直接会ったからこそ感じ取ることのできたオーラや心のぬくもりは、思い出すだけでも勇気が湧いてくるものでした。
このように、訪問した相手があなたにとって素晴らしい方であれば、受験に向けて大きな力になることと思います。
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