【ベルギー】ブルージュ日帰り観光、ビールとレースのおすすめ旅

ブルージュの鐘楼 欧州

ブリュッセルが東京だとしたら、ブルージュは京都にあたるでしょう。14世紀の街並みを現在に残すベルギーの世界遺産都市です。
しかも首都ブリュッセルから電車でわずか約1時間という好アクセスです。
今回は、私がプライベートの旅行でブリュッセルからブルージュへ出掛けた日の流れを追いながらおすすめスポットをご紹介致します。

※2020年8月現在、日本からの渡航が制限されています。この記事は2019年時点の情報により作成されています。

ブリュッセル中央駅からブルージュ駅へは約1時間

ブルージュ駅へは、ブリュッセル中央駅からIC(Inter City)という特急電車で1時間と少し。朝日の中でまどろんでいる間に到着します。

途中のゲント駅で朝日に輝くゴミ袋。生ゴミや紙類など4種類に分別されています。
ブルージュ駅を出ると、すぐに生活風景が広がっています。ここでは鶏が売られていました。

可愛いらしいカフェ「St SALVATOR」にて朝食を

ブルージュ駅から徒歩15分、古都の街並みに溶け込んだ可愛らしいカフェ「St Salvator」にて朝ごはんを召し上がれ。
その名の通り、ブルージュ最古の教会と言われている聖サルバトーレ大聖堂(救世主大聖堂)のすぐ近くです。
街並みは、まるでファンタジーの世界。タイムスリップしたかのような風情があります。私が訪れたのは冬だったのですが、きりりとした空気感があり、まるでこの世ではない場所を歩いているようでした。
と同時に、各種ショップの立ち並ぶお洒落なエリアなので、きっと何か素敵な物が見つかることと思います。

2人分のエスプレッソとサンドウィッチ、エクレア、タルトをいただきました。(€19.70)

St Salvator Patisserie & Tearoom:
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g188671-d1843756-Reviews-St_Salvator_Patisserie_Tearoom-Bruges_West_Flanders_Province.html

もちろん、荘厳な大聖堂も見学致しました。

いざ、美しいレース生地を探しに

実は今回の旅は、ウェディングドレスを作る友人のために、ヴェールやリボンの生地を探すことが目的でした。ブルージュは16世紀からレース産業で栄えた街です。マルクト広場周辺の通りを歩くと、至るところにアンティークレースやヴィンテージレースのショップがあります。

観光客で賑わうマルクト広場
普通の雑貨店に見えるお店でも、中に入れば必ずレースが。

レースの専門店と言っても様々で、手編みの品だけを扱うお店から、巨大な機械レースを扱うお店までが立ち並びます。レースの小さな柄や、糸の結び目に心が吸い寄せられ、眺めているだけで心がときめきます。

こんな丸いレースでウェディングヴェールを作ったら、きっと可愛い。(€525.00)
色々なパターンの敷物。機械レースは珍しいデザインの物でも安いのが特徴。(€10.00~)

マルクト広場から程近いエリアにあるレースセンターでは、伝統のボビンレースの歴史を学べます。また、予約をすればレース作りを体験することもできます。

レースセンター:
https://www.kantcentrum.eu/en/home

目的を果たし、「ブルージュビール博物館」で乾杯

ウェディングドレスにぴったりの素敵なレースを見つけることが出来たので、マルクト広場へ戻りブルージュビール博物館を訪ねました。細い階段をわくわくしながら上っていくと、おびただしい数のビール瓶がディスプレイしてあり、ビールの歴史や種類、美味しい飲み方などを学ぶことができます。

こちらには広いバーが併設されており、博物館を見学しない方も自由に入場することができます。16種類のビールを、マルクト広場を眺めながら味わうことができます。

(広場の見える窓側のお席は数十席しかありません。空いているとよいですね。)

目の前で注がれるジューシーなビール。スタッフとお話ししながらビールを選ぶのも楽しみの一つ。

私は思いがけない味の一杯に出会い、ここへ来てまたテンションが上昇致しました。

ブルージュビール博物館(日本語サイト):
https://mybeerexperience.com/ja

夜はブリュッセルのシーフード料理「Rugbyman No.1」にて

夕刻にはブリュッセルに戻ることができました。有名なシーフードレストラン「Rugbyman No.2」ではなく、友人のすすめで「Rugbyman No.1」へ参りました。

Rugbyman No.1の煌びやかなネオン
親しみ易いスタッフのおかげで、メニュー選びも楽しい。
滋味深いロブスターのスープ
繊細なシュリンプのコロッケ

食事が楽しく写真を撮るのを忘れてしまいましたが、メインのムール貝、ロブスターも美味しくいただくことができました。「Rugbyman No.2」が満席の際などに、訪れてみてはいかがでしょうか。

Rugbyman No.1:
https://www.rugbyman1.com/

おわりに

いかがでしたでしょうか。ブリュッセルを起点として、ブルージュがいかにコンパクトに観光できる都市かがお分かりいただけたかと思います。

ブルージュは長い歴史の中で宗教ビール醸造運河レース産業と様々な分野で文化を育んできました。

今回触れたものの中で、特に手編みのボビンレースの品々は、古い物程大切に受け継がれてきたように見えました。お靴など珍しい模様のレースもあり、遠い昔を生きた人が創意工夫を凝らし、丹精を込めて仕上げた時のぬくもりがそのまま伝わってくるような表情は忘れられません。

今回は深く触れることの出来なかった分野の魅力を知るため、遠くない未来に再訪したい街です。

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